オペラの舞台設計





オペラの舞台設計が通常の舞台設計と異なる点は2点、まず「多面舞台」であることと、オペラ専用の「残響時間」です。

多面舞台とは、舞台の上手、下手、そして奥に舞台と同サイズのスペースが設けられていることです。

時に観客席よりも舞台のスペースの方が大きいぐらいで、オペラのあの壮大なスペクタル感は舞台のスペースの奥行きのおかげです。

実際オペラは登場人物が多いのも特徴ですよね。

有名な舞踏のシーンでも、ボリュームのある衣装を着飾った貴族たちが、舞台の上をダンスホールのように踊りまわります。

一般の演劇などで使う狭い舞台では、オペラの上演は不可能とも言えるでしょう。

そしてオペラの舞台設計では「残響時間」もオペラの上演にふさわしくデザインされています。

オペラはバレエと同じ様に、上演にはオーケストラの演奏を伴いますが、バレエとの違いは舞台上でもオペラ歌手が全幕を通して謳い続けます。

オペラ歌手の熱唱を聴いていると、人間こそ最大に魅力的な楽器である、と多くの方が感銘を受けます。

人間の身体から出るとは思えないほどの大音量かつ響き渡る声のクオリティを保っているのは、オペラ舞台が残響時間まで計算してデザインされているからです。

オペラはヨーロッパが本場で、長い歴史を持ちますが、日本のオペラ舞台は、実はかなりのレベルを誇っているのです。

初台のオペラシティが有名ですが、地方でもびわ湖ホールは世界基準と高い評価を得ているオペラ舞台設計です。






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